【国・チーム概要】
人口:約1750万人 国土面積:約41,800平方キロメートル 首都:アムステルダム 公用語:オランダ語
ヨーロッパ北西部に位置し、東はドイツ 南はベルギー 北と西は北海に面しています
国土の1/4が海面下に位置し、国土の多くが平たんで、最高地点でも322.5mです
国土面積は日本の約1/9ほどで、九州と同じくらいです
サッカーはオランダで最も人気のあるスポーツです その他スケートや自転車競技も盛んです
オランダサッカーの歴史を語る上で欠かせないのが、ヨハン・クライフです 1970年代に活躍しオランダの代名詞
「トータルフットボール」の申し子です
ワールドカップへは今回含め2大会連続11回目の出場となります
「無冠の強豪」の異名を持つオランダは、ワールドカップで3度決勝に進出しながらも、いまだ優勝経験はありません
欧州選手権では1988年にファン・バステン、フリット、ライカールトという「オランダの三銃士」が中心となり、優勝を飾っています

FIFAランキング:7位(2025/11/19付) 9位(2025/10/17付)

【欧州予選】
欧州予選では、グループGに属し、ポーランドやフィンランドを抑え6勝2分で通過し、本大会出場権を獲得しました
ただし、ポーランドとは2戦とも引き分けに終わり、一歩間違えば逆転の目もあったといえるでしょう

順位チーム得点失点勝点
オランダ62027420
ポーランド52114717
フィンランド31481410
マルタ1254195
リトアニア0356153
NLDPOLFINMLTLTU
オランダ1-1
1-1
2-0
4-0
8-0
4-0
3-2
4-0
ポーランド1-1
1-1
1-2
3-1
2-0
3-2
1-0
2-0
フィンランド0-2
0-4
2-1
1-3
1-0
0-1
2-2
2-1
マルタ0-8
0-4
0-2
2-3
0-1
1-0
0-0
1-1
リトアニア2-3
0-4
0-1
0-2
2-2
1-2
0-0
1-1

【主力選手】
現在のオランダ代表チームは、ディフェンスと中盤に好選手をそろえた安定したチームになっています
フィルジル・ファン・ダイク Virgil van Dijk(イングランド:リヴァプール) CB 1991/7/8生 195/92
 世界最高のセンターバックの一人。空中戦の強さ、リーダーシップ、正確なロングパスでチームを統率する
マタイス・デ・リフト Matthijs de Ligt(イングランド:マンチェスター・ユナイテッド) CB 1999/8/12生 189/89
 経験豊富で、フィジカルとポジショニングに優れる。ファン・ダイクと共に鉄壁の守備を築く
ナタン・アケ Nathan Aké(イングランド:マンチェスター・シティ) DF 1995/2/18生 180/71
 ユーティリティ性が高く、主に左センターバックまたは左サイドバックで起用される。左足のパス精度も高い
デンゼル・ダンフリース Denzel Dumfries(イタリア:インテル・ミラノ) DF 1996/4/18生 188/80
 右サイドを上下動するダイナモ。フィジカルの強さと攻撃参加の迫力が武器
フレンキー・デ・ヨング Frenkie de Jong(スペイン:バルセロナ) MF 1997/5/12生 182/72
 中盤の司令塔。卓越したボールキープ力と視野の広さで、守備から攻撃へのビルドアップの核となる
シャビ・シモンズ Xavi Simons(イングランド:トットナム) FW/MF 2003/4/21生 179/70
 新世代のエース候補。ドリブルと創造性、決定力を持つ若きスター選手
メンフィス・デパイ Memphis Depay(ブラジル:コリンチャンス) FW 1994/2/13生 178/78
 代表チームの歴代最多得点記録保持者。ドリブルとフリーキック、決定力に優れる攻撃の核
コーディ・ガクポ Cody Gakpo(イングランド:リヴァルール) FW 1999/5/7生 193/76
 長身ながらスピードがあり、左サイドからのカットインや中央での得点能力が高い
ドニエル・マレン Donyell Malen(イングランド:アストンヴィラ) FW 1999/1/19生 176/68
 爆発的なスピードを持つ快足アタッカー


チーム特徴・注目度・展望】
「トータルフットボールの哲学」をベースに、「世界レベルの守備陣と中盤の司令塔」を活かした「柔軟で緻密な攻撃的スタイル」が特徴のチームです
今大会でももちろん優勝を狙うチームではありますが、大舞台での勝負弱さが気になる所です
難なくグループリーグは突破してくるでしょうが、ノックアウトステージでは苦戦が予想されます
悲願の優勝に向け、オレンジ軍団が躍動する大会になるのでしょうか

【備考】
オランダでは、スピードスケートは単なるスポーツではなく、国技の一つと言えるほど国民に深く根付いており、国際大会での圧倒的な強さを誇っています
特に冬季オリンピックのスピードスケート競技では、オランダ選手団がメダルを独占する光景が珍しくありません
2026年2月のオリンピックでは、スピードスケート陣の活躍でオランダ国内は大いに盛り上がるでしょう