【国・チーム概要】
人口:約1670万人 国土面積:約196,200平方キロメートル 首都:ダカール 公用語:フランス語
セネガルは「アフリカ大陸の最西端」に位置する国で、西側は大西洋に面しています
北は、モーリタニア(セネガル川が国境) 東はマリ 南はギニア、ギニアビサウと国境を接しています
国土の南部に、細長い国「ガンビア」をすっぽりと包み込むような形(三方を囲む形)をしています
国土の大部分は標高200m以下の平坦な土地です
ヴェルデ岬は、首都ダカールがある場所で、ここがアフリカ大陸の真の最西端です
気候は、北から南にかけて、乾燥地帯から熱帯へと変化します
国土面積は日本の約半分くらいです
セネガルで人気のスポーツといえば、サッカーとセネガル相撲の2つが圧倒的で、この2つは「国民的スポーツ」として、人気を二分しています
セネガル相撲は、伝統的な国技であり、娯楽としての熱狂度はサッカーをも凌ぐと言われることがあります
砂土の土俵で戦う格闘技ですが、試合前には伝統的な踊り、太鼓の演奏、呪術的な儀式が行われ、一大スペクタクルとなっています
基本は相手の背中や膝を地面につけたら勝ちですが、上位の試合では「殴りあり」のルールもあり、非常に激しいスポーツです
セネガル相撲の人気力士はCMや看板に引っ張りだこで、大物同士の対戦となると数万人収容のスタジアムが超満員になります
サッカーは、セネガルで最も競技人口が多く、日常的に親しまれているスポーツです
「テランガのライオンたち」という愛称で親しまれるナショナルチームはアフリカ屈指の強豪で、2021年のアフリカネイションズカップで優勝し、ワールドカップでも2002年にベスト8、2022年にもベスト16に進出しました
サディオ・マネ選手のような世界的なスターは、国内で英雄視されています
ワールドカップへは今回含め3大会連続4回目の出場となります
FIFAランキング:19位(2025/11/19付) 18位(2025/10/17付)

【アフリカ予選】
アフリカ予選では、グループBに属し、7勝3分の無敗で本大会出場権を獲得しました
| 順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
| 1 | セネガル | 7 | 3 | 0 | 22 | 3 | 24 |
| 2 | コンゴ民主共和国 | 7 | 1 | 2 | 15 | 6 | 22 |
| 3 | スーダン | 3 | 4 | 3 | 8 | 6 | 13 |
| 4 | トーゴ | 1 | 5 | 4 | 5 | 10 | 8 |
| 5 | モーリタニア | 1 | 4 | 5 | 4 | 13 | 7 |
| 6 | 南スーダン | 0 | 5 | 5 | 3 | 19 | 5 |
| SEN | COD | SDN | TGO | MRT | SSD | |
| セネガル | - | 1-1 3-2 | 0-0 2-0 | 0-0 2-0 | 1-0 4-0 | 4-0 5-0 |
| コンゴ民主共和国 | 1-1 2-3 | - | 0-1 1-0 | 1-0 1-0 | 2-0 2-0 | 1-0 4-1 |
| スーダン | 0-0 0-2 | 1-0 0-1 | - | 1-1 0-1 | 2-0 0-0 | 3-0 1-1 |
| トーゴ | 0-0 0-2 | 0-1 0-1 | 1-1 1-0 | - | 2-2 0-2 | 1-1 0-0 |
| モーリタニア | 0-1 0-4 | 0-2 0-2 | 0-2 0-0 | 2-2 2-0 | - | 0-0 0-0 |
| 南スーダン | 0-4 0-5 | 0-1 1-4 | 0-3 1-1 | 1-1 0-0 | 0-0 0-0 | - |
【主力選手】
サッカー男子セネガル代表(テランガのライオンたち)は、アフリカ屈指の強豪として知られています
パプ・ティアウ監督のもと、経験豊富なベテランと欧州で躍進する若手が融合した非常に強力な布陣です
カリドゥ・クリバリ Kalidou Koulibaly (サウジアラビア:アル・ヒラル) DF 1991/6/20生 187/89
圧倒的な対人能力を誇る世界屈指のセンターバック チームの精神的支柱です
エドゥアール・メンディ Édouard Osoque Mendy (サウジアラビア:アル・アハリ) GK 1992/3/1生 194/86
2021年のFIFA最優秀GK サウジアラビア移籍後も、守護神として君臨しています
ムサ・ニアカテ Moussa Niakhaté (フランス:リヨン) DF 1996/3/8生 190/
クリバリの相棒として定着している左利きのセンターバック ビルドアップ能力も高い
イスマイル・ヤコブス Ismail Joshua Jakobs (トルコ:ガラタサライ) DF 1999/8/17生 183/
推進力のある左サイドバック 攻撃の起点としても機能します
パペ・マタル・サール Pape Matar Sarr (イングランド:トッテナム) MF 2002/9/14生 185/70
プレミアリーグでも主力として活躍する、現代型ボランチ 運動量と展開力に優れています
ラミン・カマラ Mamadou Lamine Camara (モナコ:モナコ) MF 2004/1/1生 173/65
21歳の新星 アフリカ若手最優秀選手にも選ばれた逸材で、プレースキックの精度も抜群です
イドリッサ・ゲイェ Idrissa Gana Gueye (イングランド:エヴァートン) MF 1989/9/26生 174/66
代表最多出場記録を持つベテラン 中盤の底でピンチの芽を摘む職人です
サディオ・マネ Sadio Mané (サウジアラビア:アル・ナスル) FW 1992/4/10生 175/75
セネガル史上最高の選手 全盛期のスピードは衰えつつあるが、決定力と勝負強さは依然としてエース
ニコラス・ジャクソン Nicolas Jackson (イングランド:チェルシー) FW 2001/6/20生 187/78
現在のセネガルで最も勢いのあるストライカー プレミアリーグで磨かれた得点感覚で前線を牽引
イスマイラ・サール Ismaïla Sarr (イングランド:クリスタル・パレス) FW 1998/2/25生 185/76
右サイドのスピードスター マネとの両翼は相手ディフェンスの脅威となります
イリマン・エンディアイエ Iliman Ndiaye (イングランド:エヴァートン) FW 2000/3/6生 180/70
クニックに優れたアタッカー トップ下やウィングなど、攻撃に創造性をもたらします
【チーム特徴・注目度・展望】
セネガルの最大の武器は、「欧州基準のフィジカル」と「高い組織規律」の融合です
以前は「個の能力」に頼る場面もありましたが、現在は相手に合わせて4-2-3-1や4-3-3を使い分ける「柔軟な対応力」を備えています
カリドゥ・クリバリを中心としたDF陣は、アフリカ予選でも失点が極めて少ないことで知られています
ニコラス・ジャクソンやイスマイラ・サールといった、プレミアリーグでプレーする快速アタッカーを擁しており、守備から攻撃への切り替え(トランジション)の速さは世界トップクラスです
長年エースとして君臨したサディオ・マネ(33歳)に依存しすぎず、ラミン・カマラ(21歳)やパプ・マタル・サール(23歳)といった若手が中盤の核として定着しており、チームのエネルギーが枯渇していません
一方で、強豪ゆえに抱える弱点や懸念材料も存在します
自分たちがボールを保持して主導権を握る展開(格下相手の試合など)では、スピードを活かすスペースがなくなり、攻撃が停滞することがあります
テクニカルな崩しよりも、フィジカルやスピードに依存しがちな面があります
マネやゲイェといった百戦錬磨のベテランが徐々にピッチを離れる中、重要な局面(PK戦や国際大会の決勝など)でのメンタル面や統率力が、若い世代にどこまで浸透しているかが問われています
クリバリ、マネ、メンディといった主力の多くがサウジアラビアなどのリーグに移籍しました
依然として高いパフォーマンスを維持していますが、欧州トップリーグでの日常的な激しさにさらされていないことが、ワールドカップのようなハイレベルな大会でどう影響するかが懸念されています
過去3回の出場で、2回グループリーグ突破 もう一回も日本と同組で、勝ち点・得失点差で並びましたが、史上初の「警告数(イエローカード)」の差でグループリーグ敗退となりました
今回もグループリーグ突破はもちろん、さらなる高みへの期待が高まります
【備考】
セネガルの首都ダカールは、かつて世界的に有名なモータースポーツ「パリ・ダカール・ラリー」の終着点として知られていました
パリ・ダカール・ラリーは、「世界一過酷なモータースポーツ」として知られるアドベンチャーラリーです
2025年現在、大会の名称はシンプルに「ダカール・ラリー」となっていますが、かつてフランスのパリをスタートし、セネガルのダカールをゴールとしていた名残で、今も日本では「パリダカ」の愛称で親しまれています
実は、2009年以降は一度もダカールを走っていません 治安上の理由などで、舞台は大陸をまたいで移動しました
1979年〜2007年は、パリをスタートし、サハラ砂漠を越えてダカール(セネガル)を目指す本来のルートでした
2009年〜2019年は、テロの脅威によりアフリカ開催が困難になり、アルゼンチンやチリなどの南米大陸で開催されました
2020年〜現在は、広大な砂漠を求めて舞台を中東へ移し、現在はサウジアラビア1カ国で全行程が行われています
日本にとっても馴染み深いのは、かつて三菱・パジェロが12回の総合優勝を飾り、篠塚建次郎氏が日本人初の総合優勝(1997年)を成し遂げるなど、日本メーカーや日本人が大活躍した歴史があるからです
現在もトヨタ(ランドクルーザー)や日野自動車が参戦し、上位を争っています