【国・チーム概要】
人口:約15万人 国土面積:約444平方キロメートル 首都:ウィレムスタット 
公用語:オランダ語(パピアメント語、英語もはなす)
カリブ海南部、ベネズエラの北約60kmに位置する
種子島(約445平方キロメートル)とほぼ同じ面積で、淡路島(約592平方キロメートル)よりも小さく、横浜市(約438平方キロメートル)の面積ともほぼ同じくらいです
アフリカ系黒人とオランダ系白人を始めとして、さまざまな民族で構成されています
野球が非常にさかんで、多くのメジャーリーガーを輩出しています
キュラソーは、ヨーロッパの歴史とカリブ海の美しさ、そしてアフリカの文化が交差する、大変興味深い島です
カリブ海の島国でありながら、近年急速に実力をつけているチームで、歴史的経緯からオランダ国籍を持つ選手たちが代表の主力となっています
ワールドカップへの出場歴はなし
CONCACAFゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)での最高成績は、ベスト8(2019年)
FIFAランキング:82位(2025/11/19付) 75位(2025/10/17付)

【北中米カリブ海予選】
今回は、カナダ、アメリカ、メキシコの3か国が開催国枠で予選免除となるため、それ以外の国・地域で本大会出場権3枠と大陸間プレーオフ2枠を争う
出場国数も増えたうえ、強豪国が開催国枠での出場となるため、初出場や久しぶりの出場を狙う国にとっては絶好のチャンスとなっていました

順位チーム得点失点勝点
キュラソー33013312
ジャマイカ32111311
トリニダード・トバコ231759
バミューダ0063230
CUWJAMTTOBMU
キュラソー2-1
0-0
1-1
2-0
3-0
2-1
ジャマイカ1-2
0-0
3-0
2-0
3-0
2-1
トリニダード・トバコ1-1
0-2
0-3
0-2
2-0
2-1
バミューダ0-3
1-2
0-3
1-2
0-2
1-2

【チーム特徴・主力選手】
タヒス・チョン Tahith Chong(イングランド:ルートン・タウン) MF 1999/12/4生 185/75
 元マンチェスター・ユナイテッドの逸材 スピードとドリブルが武器のウイング/攻撃的MF
ユルヘン・ロッカディア Jürgen Locadia(スペイン:アモレビエタ) FW 1993/11/7生 186/86
 爆発的な得点能力を持つストライカー フィジカルとシュート精度に優れ、代表の攻撃の核となる
ランヘロ・マリア・ヤンハ Rangelo Janga(オランダ:ロッテルダム) FW 1992/4/16生 192/83
 長身でターゲットマンとなれるFW ポストプレーと空中戦の強さで攻撃を支える
ジュニーニョ・バクーナ Juninho Bacuna(イングランド:バーミンガム) MF 1997/8/7生 178/74
 中盤の攻撃的な司令塔 テクニックとパスセンスでチャンスを作り出す
レアンドロ・バクーナ Leandro Bacuna(所属不明) MF 1991/8/21生 187/77
 豊富な運動量とタフな守備で中盤の底を支えるベテラン
クコ・マルティナ Cuco Martina (オランダ:NACブレダ) DF 1989/9/25生 185/
 経験豊富なベテラン 最終ラインの統率と精神的支柱を担う
ジェルメイン・ベッカー Jermaine Becker(所属不明) CB 
 フィジカルと高さがあり、最終ラインで堅実な守備を見せる
エロイ・ローム Eloy Room(ベルギー2部:サークル・ブルッヘ) GK 1989/2/6生 190/
 抜群の反射神経を持つベテランGK 代表の守護神として信頼が厚い
シュランディ・サムボ Shurandy Sambo(オランダ:スパルタ・ロッテルダム) DF 2001/8/19生 174/69
 スピードと推進力を活かした積極的なオーバーラップが魅力

【注目度・展望】
人口わずか15万人の国がワールドカップへ出場ということで、最高の注目度
本大会ではまずは初得点、初勝ち点を期待する
初勝利とはなかなか難しいとは思うが・・・

【備考】
キュラソー島(Curaçao)の名称の由来にはいくつかの説がありますが、その中でも有力な説の一つが、ポルトガル語の「治癒」を意味する言葉に由来するというものです。 ポルトガル語「治癒 (cura)」に由来する説は、初期のヨーロッパによる探検時代の船乗りたちにまつわる話に基づいています。16世紀から17世紀にかけて、長い航海でビタミンCが欠乏し、壊血病にかかったポルトガル人船員が、この島に置き去りにされました(または休息のために残されました)。その後、船が戻ったとき、船員たちは島の豊富な果物(ビタミンC源)を食べて回復していたとされています。この出来事から、ポルトガル語で「治癒の島」を意味する「Ilha da Curação (イリャ・ダ・クラサォン)」と呼ばれるようになったという説があります。
また、リキュールの一種であるキュラソーは、原産のビターオレンジの皮を使って作られる、爽やかな柑橘系のリキュールです キュラソー島でつくられたためこの名前になりました