【国・チーム概要】
人口:約6830万人 国土面積:約551,500平方キロメートル 首都:パリ 公用語:フランス語
フランスはその整った形状から、しばしばヘキサゴン(L’Hexagone=六角形)」と呼ばれます
フランスは西ヨーロッパに位置し、面積は日本の約1.5倍で、西欧最大の広さを誇ります
北側は、イギリス海峡を隔てて、対岸はイギリスとなります
西側は、大西洋(ビスケー湾) 南側は地中海となります
北東は、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツと接し、東は、スイス、イタリア、モナコと接し、南西は、スペイン、アンドラと接しています
南米のフランス領ギアナ、カリブ海のマルティニークなど、世界各地に海外県・領土を持っています
国土の約3分の2が平地や緩やかな丘陵地で、特に北部のパリ盆地は広大な農耕地帯となっています
南東部は険しい山岳地帯で、アルプス山脈やピレネー山脈などがあります
パリなどがある地域は、年間を通じて雨が適度に降り、夏は涼しく冬も比較的穏やかな気候です

フランスは非常にスポーツが盛んな国で、チームスポーツや伝統的な個人競技が日常生活に深く根付いています
テニスは、個人競技ではナンバーワンで、毎年パリで開催される全仏オープン(ローラン・ギャロス)は国民的なイベントです
意外かもしれませんが、フランスでは乗馬クラブが非常に多く、身近なスポーツとして定着しています
バスケットボールも近年、NBAで活躍するフランス人選手が増えており、若者を中心に人気が急上昇しています
自転車競技では、世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」の本場で、競技としてだけでなく、週末にサイクリングを楽しむ市民も非常に多いです
フランスは世界屈指の柔道強国で、日本の競技人口を上回るとも言われ、学校教育や習い事として非常に尊重されています
サッカーは、フランス代表(レ・ブルー)の活躍もあり、子供から大人まで最も親しまれています
ワールドカップへは今回含め8大会連続17回目の出場となります

FIFAランキング:3位(2025/11/19付) 3位(2025/10/17付)

【欧州予選】
欧州予選では、グループDに属し、5勝1分の無敗で本大会出場権を獲得しました

順位チーム得点失点勝点
フランス51016416
ウクライナ312101110
アイスランド21313117
アゼルバイジャン0153161
FRAUKRISLAZE
フランス2-0
4-0
2-1
2-2
3-0
3-1
ウクライナ0-2
0-4
5-3
2-0
1-1
2-1
アイスランド1-2
2-2
3-5
0-2
5-0
2-0
アゼルバイジャン0-3
1-3
1-1
1-2
0-5
0-2

【主力選手】
サッカー男子フランス代表(レ・ブルー)は、ディディエ・デシャン監督のもと、スター選手が揃う世界屈指の強豪チームです
キリアン・エンバペ Kylian Mbappé (スペイン:レアル・マドリード) FW 1998/12/20生 178/75
 キャプテンであり、チームの絶対的エース 世界最高のストライカーとしての地位を不動のものにしています
ブラッドリー・バルコラ Bradley Barcola (フランス:パリ・サンジェルマン) FW 2002/9/2生 182/76
 爆発的なスピードを持つ若きウィング 次世代の主軸として期待されています
ウスマン・デンベレ Ousmane Dembélé (フランス:パリ・サンジェルマン) FW 1997/5/15生 178/67
 卓越したドリブル技術を持つチャンスメーカー
エドゥアルド・カマヴィンガ Eduardo Camavinga (スペイン:レアル・マドリード) MF 2002/11/10生 182/68
 高い技術と守備力を兼ね備えた万能MF 複数のポジションをこなせる貴重な存在です
オーレリアン・チュアメニ Aurélien Tchouaméni (スペイン:レアル・マドリード) MF 2000/1/27生 187/81
 中盤の底でバランスを取る守備的MFの柱
エンゴロ・カンテ N’Golo Kanté (サウジアラビア:アル・イテハド) MF 1991/3/29生 168/68
 豊富な運動量でピンチを未然に防ぐベテラン 2025年も代表に復帰し、安定感をもたらしています
ワレン・ザイール=エムリ Warren Zaïre-Emery (フランス:パリ・サンジェルマン) MF 2006/3/8生 178/73
 10代ながら完成されたプレーを見せる超新星
ウィリアン・サリバ William Saliba (イングランド:アーセナル) DF 2001/3/24生 192/93
 世界最高のセンターバックの一人と評され、ディフェンスラインのリーダー格
テオ・エルナンデス Theo Hernández (サウジアラビア:アル・ヒラル) DF 1997/10/6生 184/
 圧倒的な推進力を誇る左サイドバック 攻撃の起点にもなります
ジュール・クンデ Jules Koundé (スペイン:バルセロナ) DF 1998/11/12生 181/84
 対人守備に強く、右サイドバックとセンターバックの両方をハイレベルにこなします
マイク・メニャン Mike Maignan (イタリア:ACミラン) GK 1995/7/3生 191/
 ロリスの後を継いだ正守護神 驚異的な反射神経と足元の技術を併せ持ちます

チーム特徴・注目度・展望】
現在のフランス代表は、「個の力では世界一だが、組織としての創造性と爆発力に波がある」という状態です
全ポジションにおいて世界トップクラブの主力選手が揃っています
特にアタッカー陣のスピードと突破力は脅威で、キリアン・エンバペを筆頭に、バルコラやデンベレなど、一人で局面を打開できる選手が多いため、戦術が停滞しても個人の力でゴールを奪えてしまいます
ディディエ・デシャン監督のもと、自陣で強固なブロックを築き、ボールを奪った瞬間に圧倒的なスピードでカウンターを仕掛けるスタイルが徹底されています
サリバやコナテといった世界最高峰のセンターバックが揃い、大崩れしにくいのが特徴です
グリーズマンやジルーといった黄金時代を支えたベテランが代表を退く一方で、ザイール=エメリ(19歳)やオリーセといった次世代のスターがスムーズに融合しています
常に「鮮度の高い最強チーム」を維持できるタレントの供給源(育成システム)が最大の強みです
長年チームの心臓(リンクマン)だったアントワーヌ・グリーズマンの代表引退(2024年末)の影響が懸念されています守備から攻撃への繋ぎや、密集地でのチャンスメイクを一身に担っていた彼がいなくなったことで、攻撃が単調(サイドからの突破のみ)になりがちです
これほど贅沢なタレントを抱えながら、デシャン監督のスタイルは非常に慎重で守備的です
格下相手でも引いて守る場面が多く、「もっと攻撃的にプレーできるはずだ」というファンやメディアからの不満が常にあります
フランス代表は伝統的に、チーム内の結束力が崩れると一気に弱体化する傾向があります
キャプテンであるエンバペの状態や言動がチーム全体の雰囲気に直結しやすく、彼が不調の際に代わりのリーダーが誰になるのかという点が課題です
カウンターを得意とする反面、相手が完全に引いて守った場合、スペースを消されると持ち前のスピードが活かせず、崩しきれずにドローで終わるケースが散見されます
ポスト・グリーズマンとなる司令塔の確立と、エンバペに依存しすぎない攻撃パターンの構築が鍵となります

【備考】
フランス料理は、2010年にユネスコ無形文化遺産にも登録された、世界で最も洗練された料理体系の一つです
「フランス料理はソースで決まる」と言われるほど重要で、牛骨や野菜を煮込んだ「フォンドボー」や、魚の出汁「フィメ・ド・ポワソン」などをベースに、ワインやバター、ハーブを組み合わせて無限のバリエーションを作ります
現代の「一皿ずつ順番に出す」スタイルは、実は19世紀にロシア式から導入されたものですが、これがフランスで洗練され、今のフルコースの形になりました
料理だけでなく、皿の盛り付けやテーブルクロス、カトラリーのマナーに至るまで、食事全体を「一つの芸術」として捉えます
フランス料理のテーブルマナーは、「同席者や周囲の人に不快感を与えず、一緒に食事を楽しむこと」が最大の目的です 基本を押さえておけば、緊張せずに食事を堪能できます
皿の両側に並んだナイフやフォークは、外側から順番に使います
手を休めるときは、皿の上にナイフとフォークを「ハの字」に置きます ナイフの刃は内側に、フォークは背を上に向けます
食べ終えたら、ナイフとフォークを揃えて右斜め下(時計の4時〜5時の方向)に置きます フランス式では、フォークの背を下(上向き)にするのが一般的です
全員が着席し、注文が終わった後や飲み物が運ばれてきた時にナプキンを広げます
主賓がいる場合は、その人が広げてから自分も広げるのがスマートです
二つ折りにして、折り目を自分の方に向けて膝に置きます
口や指が汚れたら、ナプキンの「内側の端」を使います
汚れた面を内側に隠すことで、周囲に汚れを見せない配慮です
中座(トイレなど)する際は、軽く畳んで椅子の背もたれか座面に置きます
食後は、綺麗に畳みすぎず、無造作に畳んでテーブルの左側に置きます
「畳むのを忘れるほど美味しかった」という感謝の合図になります
パンに直接かじりつくのはNGで、一口分ずつ手でちぎって食べます
バターの塗り方は、ちぎった一口分のパンに、その都度バターを塗ります
落ちたパンくずは自分で集めず、そのままにしておきます 最後にスタッフが専用の道具で掃除してくれます
フランス式では、スプーンを「手前から奥へ」動かすのが一般的です(※イギリス式と逆の場合もありますが、最近はどちらでも失礼になりません)
ズズッと音を立ててすするのは厳禁です スプーンの先を口に当て、流し込むように飲みます
最後の一口は、皿を傾けてまで飲み干そうとするのは避け、すくいづらくなったら残して大丈夫です
フランスでは、食事中に両手(手首あたりまで)を常にテーブルの上に出しておくのが礼儀とされます(「手に武器を持っていません=敵意がありません」という歴史的名残です)
ナイフ、フォーク、スプーンなどを落としたら自分で拾わず、スタッフに目配せをして拾ってもらいます
高級なワイングラスは繊細なので、カチッと合わせず、目の高さまで持ち上げて微笑むのがフランス流です