【国・チーム概要】
人口:約890万人 国土面積:約41,300平方キロメートル 首都:ベルン 公用語:ドイツ語 フランス語 イタリア語
スイスはヨーロッパの中央部に位置する内陸国で、山岳地帯と湖が織りなす非常に美しい地形が特徴です
スイスは海に面していない内陸国で、北はドイツ 西はフランス 南はイタリア 東はオーストリア、リヒテンシュタインと国境を接しています
ヨーロッパの主要な交通路が交差する「ヨーロッパの十字路」とも呼ばれる重要な場所に位置しています
国土面積は、日本の九州とほぼ同じ広さです
アルプス山脈は、国土の約60%におよび南部に広がる広大な山岳地帯です
標高4,000mを超える峰々が48もあり、最高峰はデュフォール山(4,634m)で、有名なマッターホルンもここにあります
中央平原(ミッテルラント)は、アルプスとジュラ山脈の間に広がるなだらかな丘陵地帯で、スイスの人口の大部分が集中しており、チューリッヒやジュネーヴ、首都ベルンなどの主要都市もこのエリアにあります
スイスは非常に水資源が豊富で、ヨーロッパの主要な河川の源流がここにあります
北海へ流れるライン川、地中海へ流れるローヌ川、ドナウ川を経て黒海へ流れるイン川などです
また、レマン湖やボーデン湖、チューリッヒ湖など、氷河によって削られてできた透明度の高い美しい湖が1,500以上点在しています
スイスは世界有数のスポーツ大国であり、豊かな自然環境を活かしたアウトドア競技から、熱狂的なファンを持つプロスポーツまで多岐にわたります
アイスホッケーは、観客動員数においてはサッカーを凌ぐこともあるほど熱狂的です
国内の「ナショナルリーグ」の平均観客数は欧州トップクラスで、スタジアムの盛り上がりは凄まじいものがあります
アルペンスキーは、スイスの「国民的行事」で、冬になると多くの国民がゲレンデへ向かいます
オリンピックやW杯での強さは圧倒的で、マルコ・オデルマットなど世界的なスター選手を多数輩出しています
スイスには「国技」とも言える独特の伝統競技があり、大きな大会には数万人の観客が集まります
シュヴィンゲン (Schwingen)は、「スイス相撲」とも呼ばれるレスリングの一種で、おがくずを敷いた土俵の上で、独特のズボンを掴み合って戦います 優勝者には賞金ではなく「雄牛」が贈られるのが伝統です
石投げ (Unspunnen Stone Throw)は、巨大な石(約83.5kg!)をどれだけ遠くに投げられるかを競う非常にシンプルな力自慢の競技です
サッカーは、競技人口が最も多く、老若男女に愛されており、国内リーグ(スーパーリーグ)も盛んですが、近年はEUROやW杯での代表チームの躍進が国民を熱狂させています
FIFAランキング:18位(2025/11/19付) 19位(2025/10/17付)

【欧州予選】
欧州予選では、グループBに属し、コソボ、スロベニア、スウェーデンを抑え4勝2分で本大会出場権を獲得しました
| 順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
| 1 | スイス | 4 | 2 | 0 | 14 | 2 | 14 |
| 2 | コソボ | 3 | 2 | 1 | 6 | 5 | 11 |
| 3 | スロベニア | 0 | 4 | 2 | 3 | 8 | 4 |
| 4 | スウェーデン | 0 | 2 | 4 | 4 | 12 | 2 |
| CHE | KSV | SVN | SWE | |
| スイス | - | 4-0 1-1 | 3-0 0-0 | 2-0 4-1 |
| コソボ | 0-4 1-1 | - | 0-0 2-0 | 2-0 1-0 |
| スロベニア | 0-3 0-0 | 0-0 0-2 | - | 2-2 1-1 |
| スウェーデン | 0-2 1-4 | 0-2 0-1 | 2-2 1-1 | - |
【主力選手】
2026年ワールドカップ予選を無敗で突破したスイス代表は、ベテランの経験値と若手の勢いが融合した非常にバランスの良いチームです
グレゴール・コベル Gregor Kobel (ドイツ:ドルトムント) GK 1997/12/6生 194/88
ドルトムントでも守護神として活躍する、現在の世界でも5本の指に入る実力派GKです
マヌエル・アカンジ Manuel Akanji (イタリア:インテル) DF 1995/7/19生 187/91
圧倒的な身体能力と高い足元の技術を兼ね備えた、ディフェンスリーダー 世界トップクラスのセンターバック
リカルド・ロドリゲス Ricardo Iván Rodríguez Araya (スペイン:レアル・ペティス) DF 1992/8/25生 182/77
代表キャップ数120を超える大ベテラン 正確な左足のキックは、セットプレーでも大きな武器になる
グラニト・ジャカ Granit Xhaka (イングランド:サンダーランド) MF 1992/9/27生 186/82
スイス代表のキャプテンであり、チームの「脳」 圧倒的なパス精度とリーダーシップで試合を支配
レモ・フロイラー Remo Freuler (イタリア:ボローニャ) MF 1992/4/15生 180/80
豊富な運動量で攻守に顔を出すダイナモ ジャカとのコンビネーションは熟成されており、チームの安定感を生む
ファビアン・リーダー Fabian Rieder (ドイツ:アウクスブルク) MF 2002/2/16生 179/74
次世代の司令塔候補 創造性豊かなパスと、若手らしい積極的な仕掛けが魅力です
ブレール・エンボロ Breel-Donald Embolo (フランス:レンヌ) FW 1997/2/14生 187/88
屈強なフィジカルを活かしたポストプレーと、一瞬のスピードでゴールを陥れるストライカー
ダン・ンドイ Dan Ndoye (イングランド:ノッティンガム・フォレスト) FW 2000/10/25生 184/74
現在、スイスで最も勢いのあるアタッカーの一人 右サイドからの鋭いドリブルとクロスで決定機を演出
ヨハン・マンザンビ Johan Manzambi (ドイツ:フライブルク) MF 2005/10/14生 183/79
20歳にして代表に定着した超新星 2026年大会での大ブレイクが期待されている秘密兵器です
【チーム特徴・注目度・展望】
スイスの最大の武器は、「誰が出ても崩れない組織的な守備」と、相手に合わせた「戦術的な柔軟性」です
強豪国(ドイツ、イタリア、フランスなど)と対戦しても引けを取らず、接戦を勝ち抜く粘り強さを持っています
GKコベル(ドルトムント)やCBアカンジ(インテル)といった、欧州メガクラブのレギュラーが守備の核を担っています
2026年予選でも失点が非常に少なく、格上相手でも大崩れしない安定感があります
相手の布陣に合わせてシステム(3バックと4バックなど)を自在に使い分け、選手間のポジションチェンジを多用し、相手のマークを混乱させる近代的なパスサッカーを展開します
チームの心臓であるジャカの存在感が圧倒的で、彼が中盤の底からゲームを組み立て、時にはディフェンスラインまで降りてビルドアップを助けることで、非常に高いボール保持率を誇ります
組織で崩す形は作れるものの、接戦で「一人でゴールを決めてくれる」ワールドクラスの点取り屋がいません
エンボロがその役割を期待されていますが、怪我や好不調の波があり、決定力不足が泣き所になる試合が見られます 長年代表を支えたジェルダン・シャキリやヤン・ゾマーが2024年に代表を引退
特にシャキリのような「個の力で試合をひっくり返す魔法使い」的な存在がいなくなったため、より組織力が試されるようになっています
過去3大会連続でベスト16で敗退しており、ベスト8進出をかけた大一番で、強豪国の勢いに飲み込まれてしまう傾向が課題視されています
ジャカやロドリゲスといった主力は30代中盤に差し掛かり、ンドイやリーダーといった若手の台頭はありますが、2026年本大会で彼らがピークを維持できるか、あるいは世代交代が完遂できるかが鍵となります
スイスは「世界一負けにくいチーム」の一つですが、勝ち切るための「個の決定力」が最後の1ピースと言えます
2026年大会では、組織力に加えて、ンドイなどの若い才能がいかに爆発できるかに注目が集まっています
【備考】
スイスは「アルプスの瞳」と称されるほど自然が美しく、精密機械や乳製品の分野でも世界的に有名なものが揃っています
ラインの滝は、ヨーロッパ最大級の滝で、遊覧船で滝の間近まで迫るアクティビティが人気です
マッターホルン(ツェルマット)は、スイスの象徴で、ピラミッド型の鋭い山容が美しく、ふもとのツェルマットはガソリン車の乗り入れが禁止された環境都市としても有名です
ユングフラウヨッホは、「トップ・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれる欧州最高地点の鉄道駅(標高3,454m)があり、アレッチ氷河を一望できる絶景スポットです
ベルン旧市街は、街全体が世界遺産で、中世の面影を残す石造りのアーケードや時計塔があり、首都とは思えない落ち着いた美しさです
スイスはミルクチョコレート発祥の地です
ロレックス、パテック・フィリップ、オメガなど、高級時計の聖地でもあります
チーズフォンデュは、溶かしたチーズにパンやジャガイモを絡めて食べる、スイスを代表する冬の家庭料理です
アルプスの少女ハイジの物語の舞台である「マイエンフェルト(ハイジ村)」は、今でも多くのファンが訪れる聖地です