【国・チーム概要】
人口:約2990万人 国土面積:約322,400平方キロメートル 首都:ヤムスクロ 公用語:フランス語
アフリカ大陸の西部に位置し、西にリベリア、ギニア 北にマリ、ブルキナファソ 東にガーナと接し、南は大西洋に面しています
国土面積は日本の約5/6ほどで、ほぼ同じくらいです
サッカーは他のアフリカ諸国と同様、最も人気のあるスポーツです
ディディエ・ドログバやヤヤ・トゥーレといった、世界的に活躍した英雄的な選手を輩出しており、彼らは国内で絶大な人気と影響力を持っています 特にドログバは、かつて国内の内戦を一時的に止めたと語り継がれるほど、国民の統合の象徴とされていました
代表チームの愛称は「レ・エレファンツ(Les Éléphants/象)」です
ワールドカップへは今回含め3大会ぶり4回目の出場となります
過去3回はいずれもグループリーグで敗退しています
アフリカ選手権では、1992年、2015年、2023年と3回優勝を成し遂げています
FIFAランキング:42位(2025/11/19付) 42位(2025/10/17付)

【アフリカ予選】
アフリカ予選では、グループFに属し、8勝2分で通過、本大会出場権を獲得しました
ガボンとは勝ち点差1の僅差で、一歩間違えば逆転の目もあったといえるでしょう
| 順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
| 1 | コートジボワール | 8 | 2 | 0 | 25 | 0 | 26 |
| 2 | ガボン | 8 | 1 | 1 | 22 | 9 | 25 |
| 3 | ガンビア | 4 | 1 | 5 | 27 | 18 | 13 |
| 4 | ケニア | 3 | 3 | 4 | 18 | 14 | 12 |
| 5 | ブルンジ | 3 | 1 | 6 | 13 | 13 | 10 |
| 6 | セーシェル | 0 | 0 | 10 | 2 | 53 | 0 |
| CIV | GAB | GMB | KEN | BDI | SYC | |
| コートジボワール | - | 1-0 0-0 | 2-0 1-0 | 0-0 3-0 | 1-0 1-0 | 9-0 7-0 |
| ガボン | 0-1 0-0 | - | 3-2 4-3 | 2-1 2-1 | 2-1 2-0 | 3-0 4-0 |
| ガンビア | 0-2 0-1 | 2-3 3-4 | - | 3-3 3-1 | 2-3 2-0 | 5-1 7-0 |
| ケニア | 0-0 0-3 | 1-2 1-2 | 3-3 1-3 | - | 1-1 1-0 | 5-0 5-0 |
| ブルンジ | 0-1 0-1 | 1-2 0-2 | 3-2 0-2 | 1-1 0-1 | - | 3-1 5-0 |
| セーシェル | 0-9 0-7 | 0-3 0-4 | 1-5 0-7 | 0-5 0-5 | 1-3 0-5 | - |
【主力選手】
現在のコートジボワール代表チームは、主にヨーロッパの主要リーグやサウジアラビアリーグで活躍しています
フランク・ケシエ Franck Kessié(サウジアラビア:アル・アハリ) MF 1996/12/19生 183/76
豊富な運動量とフィジカルの強さでボールを奪い、攻撃にも絡む 元ACミラン、バルセロナの主力選手
イブラヒム・サンガレ Ibrahim Sangaré(イングランド:ノッティンガム・フォレスト) MF 1997/12/2生 191/77
高いボール奪取能力とパスセンスを持つ中盤のフィルター役 攻守両面で貢献するダイナモ
セバスティアン・アレー Sébastien Haller(オランダ:ユトレヒト) FW 1994/6/22生 190/82
強力なセンターフォワード 空中戦に強く、得点能力が高い 2023年AFCON決勝でも決勝点を挙げた英雄
アマド・ディアロ Amad Diallo(イングランド:マンチェスターU) FW 2002/7/11生 173/72
若手のスピードスター 高いテクニックとドリブル突破を持ち味とし、将来のエースとして期待される
セコ・フォファナ Seko Fofana(フランス:スタッド・レンヌ) MF 1995/5/7生 183/74
強烈なミドルシュートと推進力を持つパワフルなミッドフィールダー
ウスマン・ディオマンデ Ousmane Diomande(ポルトガル:スポルティングCP) DF 2003/12/4生 188/96
若く才能あるセンターバック 高い身体能力と読みを持ち、ヨーロッパのビッグクラブからも注目されている
シモン・アディングラ Simon Adingra(イングランド:サンダーランド) FW 2002/1/1生 175/68
爆発的なスピードとそれによって生み出される緩急をつけたドリブルが武器
【チーム特徴・注目度・展望】
選手の多くが高い身長と強靭なフィジカルを持っており、コンタクトプレーや競り合い(デュエル)に非常に強いです
多くの主力選手がイングランド、フランス、ドイツ、イタリアなどの主要リーグでプレーしているため、技術や戦術理解度も高いレベルにあります
ケシエやサンガレといった、ボール奪取能力が高く運動量も豊富なミッドフィールダーが揃っており、中盤で主導権を握れることが大きな強みです
スピードのあるウィンガー(アディングラなど)や、ポストプレーと決定力に優れるセンターフォワード(アレーなど)を軸に、ダイナミックでアグレッシブな攻撃を展開します
自国開催となったAFCONでは、グループリーグで敗退の危機に瀕しながらも、監督交代を経て劇的な優勝を果たすなど、窮地での団結力と粘り強い精神力を発揮、この精神的な強さも、現在のチームの大きな特徴と言えます
【備考】
2014年ブラジル大会では、日本と同じ組に入り初戦で対戦しました
本田圭佑の得点で先制しますが、後半(62分)にドログバが投入されると一機に形勢が変わり、2点を失った日本が敗れました この時ドログバは36歳で、全盛期はすぎており90分の出場は体力的に難しく、途中からの出場となりましたが、圧倒的な存在感はチームに力を与え、逆に日本には脅威を与えました
日本サッカーの歴史に残る戦いとして、後世にも語り継がれることでしょう