【グループD チーム情報】
| ポット | チーム | WC出場 | FIFAランク 1/20付 | 予選成績 | チーム 紹介 |
| 1 | アメリカ America | 2大会連続 12度目 | 15 | 開催地 予選免除 | 出場国紹介 アメリカ America |
| 2 | オーストラリア Australia | 6大会連続 7度目 | 27 | アジア予選 グループC 2位 5勝4分1敗 | 出場国紹介 オーストラリア Australia |
| 3 | パラグアイ Paraguay | 4大会ぶり 9度目 | 40 | 南米予選 6位 7勝7分4敗 | 出場国紹介 パラグアイ Paraguay |
| 4 | トルコ Turkey | 6大会ぶり 3度目 | 25 | 欧州予選 グループE 2位 4勝1分1敗 | 出場国紹介 トルコ Turkey |
【グループD 展望】
大混戦グループ 4チームいずれにもチャンスあり アメリカも油断できず 3位抜けも十分にあるグループ
アメリカ
自国開催となる今回のW杯において、チームの明確な目標は「世界のトップ10に比肩する存在であることを証明すること」、そして具体的な成績としては「1930年(3位)以来のベスト4以上」や、現実的なラインとして「過去最高成績(ベスト8)の更新」を狙っています
マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、強豪国との差を「ほんのわずかなディテール(Little Details)」と表現しており、メンタル面と戦術的な規律を磨くことで、自国サポーターの前で歴史を作ろうとしています
2026年3月の親善試合では、ベルギーに2-5、ポルトガルに0-2と敗北を喫しました
これにより対欧州勢は8連敗(22失点・6得点)と、強豪国との実力差が浮き彫りになっています
ただし3月のマッチはあくまでテスト段階で、パトリック・アギェマンやマックス・アルフステンといった新鋭を積極的に試し、26人の最終登録メンバー選定に向けた最終確認を行っています
エースのクリスチャン・プリシッチはリーダーとしてチームを牽引していますが、直近の代表戦では無得点が続いており、本大会に向けたコンディション調整が急務です
グループDは全チームにチャンスがありアメリカも1位通過の可能性も十分にありますが、一歩間違えばグループリーグ敗退もありえます
開催国として予選免除されている分、強豪との真剣勝負の機会が限られていたことも不安視されており、ポチェッティーノ監督の手腕も問われる戦いになります
オーストラリア
オーストラリア代表の当面の目標は、「2大会連続の決勝トーナメント進出」、そして過去最高成績である「ベスト16(2006年、2022年)の壁を突破し、ベスト8以上を目指すこと」にあります
前監督グラハム・アーノルドから引き継いだポポヴィッチ監督は、守備の規律を重視しつつ、より攻撃的でダイレクトなスタイルの構築を目指しています
アジア最終予選では序盤に苦戦したものの、ポポヴィッチ監督就任後に立て直しに成功し、2025年6月の日本戦(1-0で勝利)やサウジアラビア戦(2-1で勝利)を経て、グループ2位で6大会連続の本大会出場を決めました
開催国の一つであるアメリカ、南米の実力者パラグアイ、そして欧州予選のプレーオフを勝ち抜いたトルコと同じ組になり、非常にタフなグループですが、初戦のトルコ戦がグループ突破の鍵を握ると見られています
トルコ戦での勝者がそのままグループ突破に近づきますが、敗れることがあってもまだあきらめる必要はなく全チームとの対戦が終わるまで気が抜けない戦いが続きます
2006年 対日本戦3-1勝利 対ブラジル戦0-2敗戦 対クロアチア戦2-2引き分け 1勝1分1敗 グループ2位
ラウンド16 対イタリア戦 0-1 後半ATに与えた物議を醸すPKにより、惜しくも敗退
2010年 対ドイツ戦0-4敗戦 対ガーナ戦1-1引き分け 対セルビア戦2-1勝利 1勝1分1敗 グループ3位で敗退
2014年 対チリ戦1-3敗戦 対オランダ戦2-3敗戦 対スペイン戦0-3敗戦 3戦全敗 グループ4位で敗退
2018年 対フランス戦1-2敗戦 対デンマーク戦1-1引分け 対ペルー戦0-2敗戦 1分2敗 グループ4位で敗退
2022年 対フランス戦1-4敗戦 対チュニジア戦1-0勝利 対デンマーク戦1-0勝利 2勝1敗 グループ2位
ラウンド16 対アルゼンチン戦 1-2 2点を先行されるも、終盤に1点を返し、猛反撃を見せました
パラグアイ
パラグアイ代表は南米予選を6位で通過 今大会での目標は、単に出場することではなく「本大会で可能な限り長く戦い続けること」です
グスタボ・アルファロ監督は、チームが北米へ行くのは「単なる数合わせ」のためではなく、強豪相手にも臆せず勝利を狙う姿勢を強調しています
予選ではブラジルを1-0、アルゼンチンを2-1で破るなど、世界トップクラスのチームに対しても勝負強さを発揮しています
伝統的な堅守(アルビルロハの真骨頂)が復活しており、接戦をモノにする勝負哲学がチームに浸透しています
本大会(グループD)の初戦は6月12日のアメリカ戦で、パラグアイの「不屈の堅守」が再び世界を驚かせるか、注目が集まっています 負けないことが最優先ですが、たとえ敗れたとしても先の戦いに希望が持てる内容が必要となります
2026年3月27日 対ギリシャ戦 1-0勝利
アウェイの地で欧州勢を無失点に抑えたことは、本大会で同組のトルコ(欧州)を想定したシミュレーションとして
大きな自信に繋がる結果となりました
2026年3月31日 対モロッコ戦 1-2敗戦
敗れはしたものの、非常に強度の高い相手と対戦できたことは、本大会グループステージで対戦する
開催国アメリカや、身体能力の高いオーストラリアを迎え撃つための良い試金石となりました
トルコ
トルコ代表の最大の目標は、「2002年大会(日韓W杯)での3位という伝説的な記録の再現、あるいはそれ以上の更新」です
強力なライバルが揃うグループDを突破し、決勝トーナメントへ進むことが現実的な第一目標となります
長らく本大会から遠ざかっていたため、「欧州のダークホース」としての地位を再び世界に証明することを目指しています
ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督のもと、ハカン・チャルハノール、メルト・ギュノクのような「ベテランのリーダーシップ」とアルダ・ギュレル、ケナン・ユルドゥズらの「若き才能の爆発」が融合した非常に勢いのある状態です
欧州予選でスペインに大敗した際に見られたように、強豪相手の守備の安定感に一部不安を残していますが、プレーオフを勝ち抜いたことでチームの結束力は最高潮に達しています
本大会では、オーストラリア、パラグアイ、アメリカの順で戦っていきますが、初戦のオーストラリア戦が最も重要になるでしょう ここでのパフォーマンスで本大会での序列が決まってくることでしょう
過去のワールドカップの成績
パラグアイとトルコの勝負強さが気になります
| チーム | 過去WC出場 (今回除く) | 通算成績 | 最高成績 |
| アメリカ America | 11 | 9勝8分20敗 | 3位(1930年) ベスト8(2002年) |
| オーストラリア Australia | 6 | 4勝4分12敗 | ベスト16 (2006年、2022年) |
| パラグアイ Paraguay | 8 | 7勝10分10敗 | ベスト8(2010年) |
| トルコ Turkey | 2 | 5勝1分4敗 | 3位(2002年) |
【グループD 順位予想】
1位:アメリカ 2位:パラグアイ 3位:トルコ 4位:オーストラリア
4チームすべてにチャンスあるが、地元の分だけアメリカが有利となる
ちょっとしたことで、順位が入れ替わる難解なグループ
各国初戦が重要 最後まであきらめなければ3位での勝ち上がりもある
