【国・チーム概要】
人口:約13,080万人 国土面積:約1,972,500平方キロメートル 首都:メキシコシティ 公用語:スペイン語
メキシコは北アメリカ大陸の南端に位置し、以下の国や海と接しています
北側はアメリカ合衆国 南東側はグアテマラ、ベリーズと接しています
東側はメキシコ湾、カリブ海 西側は太平洋(カリフォルニア湾を含む)に面しています
国土の大部分が山岳地帯と高原で構成されています
中央高原(メキシコ高原)は、国土の大部分を占める広大な高原で、南に向かうほど標高が高くなり、首都メキシコシティ(標高約2,240m)もこの高原上に位置します
西の西シエラ・マドレ山脈と、東の東シエラ・マドレ山脈が、中央高原を挟むように南北に走っています
国土の南中部を東西に貫く「トランス・メキシコ火山帯」があり、最高峰のオリサバ山(5,636m)やポポカテペトル山などの高山が連なっています
ユカタン半島は、南東部に突き出た平坦な半島で、石灰岩の台地が特徴です
緯度だけでなく標高差が激しいため、場所によって気候が大きく異なります
首都メキシコシティは、かつてテスココ湖という湖の上に築かれた「水の都(テノチティトラン)」でしたが、現在は湖が埋め立てられた盆地に位置しています そのため、地盤沈下が深刻な問題となっています
国土面積は日本の約5倍という広大な国土です
メキシコには独自の文化を持つスポーツや、地域によって熱狂的な支持を受ける競技がいくつかあります
ルチャ・リブレ (Lucha Libre)は、メキシコ流のプロレスで、「国民的娯楽」です
多くのレスラー(ルチャドール)がカラフルなマスクを被り、正体を隠して戦い、負けた方がマスクを脱ぐ「マスカラ・コントラ・マスカラ」という試合は、究極の決戦とされます
善玉(テクニコ)と悪玉(ルード)の対立構造がはっきりしており、まるで時代劇のような様式美があります
メキシコシティにある「アレナ・メヒコ」はルチャ・リブレの聖地として知られています
メキシコは「ボクシング大国」としても有名です
打たれても前に出る「メキシカンスタイル」のボクシングは、世界中のファンを魅了しています
フリオ・セサール・チャベスやカネロ・アルバレスなど、歴史に名を残す世界チャンピオンを数多く輩出しています
メキシコで最も人気があるスポーツは、圧倒的にサッカーです
国内リーグ「リーガMX」は、観客動員数で世界トップクラスの規模を誇ります
メキシコ代表(愛称:エル・トリ)は国民のアイデンティティとなっており、ワールドカップ開催時は国中が熱狂します
巨大企業がスポンサーに付いているため、国内リーグの給与水準が高く、多くのスター選手が国内に留まってプレーする傾向があります
ワールドカップへは今回含め9大会連続18回目の出場となります

FIFAランキング:15位(2025/11/19付) 14位(2025/10/17付)

【北中米カリブ海予選】
開催国の為、予選免除で本大会出場

【主力選手】
サッカーメキシコ代表(愛称:エル・トリ)は、ハビエル・アギーレ監督(元日本代表監督)のもと、2026年ワールドカップ開催国として強化を進めています
サンティアゴ・ヒメネス Santiago Giménez (イタリア:ACミラン) FW 2001/4/18生 183/79
 最も期待されているエースストライカー 高い得点感覚と強靭なフィジカルを兼ね備える
ラウル・ヒメネス Raúl Jiménez (イングランド:フラム) FW 1991/5/5生 190/75
 豊富な経験を持つベテラン 一時期の不調や大怪我を乗り越え、勝負強さは健在です
イルビング・ロサノ Hirving Lozano (アメリカ:サンディエゴFC) FW 1995/7/30生 175/70
 愛称「チャッキー」 圧倒的なスピードを誇るウインガーで、長年代表の攻撃を牽引
エドソン・アルバレス Edson Álvarez (トルコ:フェネルバフチェ) DF 1997/10/24生 186/75
 現在の代表キャプテン格 守備的MFとして世界トップクラスのボール奪取能力をもつチームの精神的支柱
ルイス・チャベス Luis Chávez (ロシア:ディナモ・モスクワ) MF 1996/1/15生 178/73
 精度の高い左足を持つプレーメーカー 中盤からの展開力を支えています
セサル・モンテス César Montes (ロシア:ロコモティフ・モスクワ) DF 1997/2/24生 193/70
 190cmを超える長身センターバック 空中戦に圧倒的に強く、東京五輪での銅メダル獲得時からの守備の要
ホアン・バスケス Johan Vásquez (イタリア:ジェノア) DF 1998/10/22生 185/78
 セリエAで磨かれた対人守備の強さが武器のセンターバック モンテスとのコンビは安定感抜群
ルイス・マラゴン Luis Malagón (アメリカ:クラウスーラ) GK 1997/3/2生 182/78
 長年守護神を務めたギジェルモ・オチョアに代わり、正GKの座を掴みつつある実力者 反射神経が鋭く、至近距離からのシュートストップに定評があります
ジルベルト・モラ Gilberto Mora (メキシコ:ティフアナ) MF 2008/10/14生 168/58
 メキシコで「次世代の至宝」にして2026年ワールドカップの秘密兵器 非常にテクニカルなアタッカー
ギジェルモ・オチョア Guillermo Ochoa (キプロス:AELリマソール) GK 1985/7/13生 185/78
 大舞台で見せる驚異的な反応速度と、至近距離からのシュートを弾き出す神がかり的なセーブ

チーム特徴・注目度・展望】
強固な守備意識と規律は、アギーレ監督就任後、最も改善された点です
守備のブロック形成やボール奪取のプロセスが整理され、格上相手でも粘り強く戦える組織力が備わりました
2025年の日本代表戦でも、相手の攻撃を組織的に封じ込め0-0のドローに持ち込むなど、「負けないサッカー」が浸透しています
主将のエドソン・アルバレスを中心に、中盤での激しいプレスとボール回収能力は世界トップクラスで、奪ってからの素早い縦への推進力はメキシコの伝統的な武器です
ワールドカップでベスト16(4試合目)は突破するものの、その先(ベスト8)に進めないという歴史的なプレッシャーが、重要な局面での硬さに繋がることがあります
守備が安定した一方で、攻撃の形が少なく得点力不足に喘いでいます
サンティアゴ・ヒメネスら有望なFWはいるものの、チームとしてチャンスを完結させる精度に欠け、現地メディアからは「試合内容が退屈」と批判されることもあります
かつてのチチャリートやカルロス・ベラのような、一人で局面を打開できる圧倒的なスター選手が不在で、現在欧州のトップリーグでプレーする選手が過去10年で最も少ない時期にあり、世界レベルのスピードや強度に慣れた選手が不足しています
ラウル・ヒメネスやオチョア(GK)といったベテランへの依存度が依然として高く、ジルベルト・モラのような若手が台頭しつつあるものの、チームの軸となるまでには至っていません
開催国としての圧倒的ホーム感をだし、メキシコ国内はもちろん、アメリカで開催される試合でもメキシコ人サポーターがスタジアムを埋め尽くし、対戦相手に凄まじいプレッシャーを与えることでしょう
前回大会ではグループリーグ敗退、その前は7大会連続でベスト16での敗退となっています
過去2回ベスト8の実績がありいずれも自国開催時です
今大会は開催国ということもあり、グループリーグ突破はもちろん、ベスト8進出さらにその先が目標となるでしょう

【備考】
メキシコは、世界遺産(35件)がラテンアメリカで最も多く、歴史、食文化、自然のすべてにおいて非常に豊かな国です
メキシコは「古代文明」と「コロニアル様式(スペイン統治時代)」の美しさが共存しています
チチェン・イッツァは、ユカタン半島にあるマヤ文明の最大級の遺跡で、1988年に世界文化遺産に登録され、2007年には「新・世界七不思議」の一つにも選ばれた、メキシコ観光で最も人気のあるスポットの一つです
メキシコ料理は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています
タコス (Tacos)は、トルティーヤ(トウモロコシの生地)に、肉や魚、野菜を挟んで食べる国民食です
テキーラ (Tequila)は、アガベ(竜舌蘭)を原料とする蒸留酒で、ハリスコ州テキーラ周辺で作られたもののみがその名を名乗れます
チョコレートは、実はメキシコ(中米)が発祥で古代には飲み物として親しまれていました