【グループC チーム情報】

ポットチームWC出場FIFAランク
1/20付
予選成績チーム
紹介
1ブラジル
Brazil
23大会連続
23度目
5南米予選
8勝4分6敗
5位
出場国紹介
ブラジル Brazil
2モロッコ
Morocco
3大会連続
7度目
8アフリカ予選
グループE
8戦全勝
出場国紹介
モロッコ Morocco
3スコットランド
Scotland
7大会ぶり
9度目
38欧州予選
グループC
4勝1分1敗
出場国紹介
スコットランド Scotland
4ハイチ
Haiti
13大会ぶり
2度目
83北中米カリブ海予選
グループC
3勝2分1敗
出場国紹介
ハイチ Haiti


グループC 展望】
ブラジルとモロッコが2強を形成し、この2チームのどちらが1位になるかが焦点となります

ブラジルは今回の南米予選では、いまだかつてない苦戦をしいられました
第3節まで2勝1分と無難なスタートを切るも、第4節でウルグアイに0-2、第5節でコロンビアに1-2で敗れました
いずれも相手ホーム(敵地)での試合でしたが、第6節のホームでのアルゼンチン戦に0-1で敗れ3連敗を喫し、通算成績を2勝1分3敗と苦境に立たされました
アルゼンチン戦での敗北は、ブラジルがW杯予選のホームゲームで喫した史上初めての敗戦となりました
その後も一進一退の成績で、第14節の敵地アルゼンチン戦では1-4の大敗を喫します
南米予選2位のエクアドルから6位のパラグアイまでは僅差の成績で、コロンビア、ウルグアイを含めたこれら5チームに大きな差はなく、南米予選成績から見た場合、ブラジルの圧倒的な優位性は見受けられませんでした
アルゼンチンとの比較では、一歩下に見ぜるを得ない状況といっていいでしょう
本大会までにいかに巻き返せるか、注目されるところです
これまでのチームのエースであるネイマールは2025年12月末に左膝の関節鏡手術を無事に終え現在懸命なリハビリ中で、復帰は2026年春頃と見られていますが、アンチェロッティ監督は「コンディションが万全でなければ招集しない」と明言しており、残り数ヶ月でトップフォームに戻れるかが焦点です
ネイマールの状態が不安定な中、アンチェロッティ監督はヴィニシウス・ジュニオールを「新エース」と指名しています
アンチェロッティ監督のもとで「ネイマールに依存しないチーム作り」が進められており、ネイマールが間に合えば「切り札」、間に合わなければ「ヴィニシウスとロドリゴのユニット」で戦うとのことです

一方のモロッコは、先のアフリカ選手権で準優勝と地力の高さを再認識させる結果を残しました
この準優勝の結果を受け、最新のFIFAランキング(2026年1月19日発表)では世界8位に浮上し、非欧州・南米勢としては異例のトップ10入りを果たしており、名実ともに「世界の強豪」としてW杯に臨みます
アフリカ予選を全勝で突破しており、現在のチームの完成度は世界でも指折りです
カタールW杯の「堅守速攻」に加え、現在は強力な「個」が融合しています
ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)は、スペインから代表を鞍替えした新たな10番で、先のアフリカ選手権でも5ゴールを挙げ得点王に輝くなど、現在のモロッコの攻撃の中心です
アクラフ・ハキミ(PSG)は、世界最高の右サイドバックで、精神的支柱でもあり、セットプレーや攻撃参加で得点にからみます
アユブ・エル・カービ(オリンピアコス)は、絶好調のストライカーで、予選から高い得点能力を見せています
アフリカ選手権決勝の後半終了間際、ブラヒム・ディアスが優勝を決めるチャンスだったPKを外してしまい、自国開催でのタイトル獲得を逃した精神的ダメージからの早期回復が求められます
期待の若手FWハムザ・イガマネ(リール)が決勝で前十字靭帯(ACL)を損傷する大怪我を負い、W杯本大会の出場が危ぶまれています 貴重な得点源の消失はかなりの痛手となります
現在の力関係では「ブラジルと互角に首位を争える」状態で、勢いは圧倒的にモロッコ側にあります
長年継続しているレグラギ体制の安定感、欧州トップクラブで主力の選手層、そして世界1位のブラジルをも封じ込める組織的な守備
現在のモロッコは「ダークホース」ではなく、「優勝候補の一角(Contender)」として扱われるべき完成度にあります
ブラジルにとっては、予選で苦戦した直後にこの「最も勢いのあるモロッコ」と初戦で当たるのは、相当なプレッシャーになるはずで、すべてのグループステージの中でも大注目の一戦となります

スコットランドは、過去8回の本選出場がありますが、まだグループリーグ(1次予選)を突破したことがありません
現実的には、3位でのグループリーグ突破を目指すといった戦いになるのではないかと思います
前回出場の1998年大会では、くしくも今回と同様、ブラジル、モロッコと同組でした
初戦のブラジル戦、下馬評ではブラジル圧倒的有利でしたが、スコットランドはベテラン勢の規律ある戦いで、あわや引き分けというところまで王者を追い詰めましたが、不運なオウンゴールで勝ち点を逃した試合でした
当時FIFAランキング1位のブラジル戦で接戦を演じたことで期待が高まりましたが、自力上位のノルウェー(当時FIFAランキング7位)に1-1で引き分け
最終戦での突破に期待がかかりますが、モロッコ(当時FIFAランキング13位)には0-3と完敗しグループ4位で大会を去ることになりました(スコットランドの当時のFIFAランキング41位)
今回の欧州予選では、最終戦で有力候補だったデンマークと対戦し、後半アディショナルタイムに得点しデンマークをかわして本選出場を決めています
ブラジルとモロッコが「技術と華やかさ」で攻めるのに対し、スコットランドは「組織と魂」で守り抜くスタイルです
スティーブ・クラーク監督のもと、非常に規律正しく、ハードワークをいとわないチームで、格上相手でも組織的な守備でスペースを消し、ワンチャンスを活かす戦いを得意としています
ブラジルやモロッコに対しても、守備的な戦いを強いられることになるでしょうが、サッカーではこのような戦いで波乱が起きる可能性も多いにあります
グループリーグを突破するためには、初戦のハイチ戦は絶対に落とせない試合になります

ハイチは1974年西ドイツ大会以来、実に52年ぶり2回目となる歴史的な本大会出場となります
北中米カリブ海予選では、格上のコスタリカやホンジュラスを抑えて首位で通過となりました
国内の治安情勢の影響で、ホームゲームを中立地(キュラソーなど)で開催せざるを得ない逆境の中での予選突破であり、チームの結束力と精神的な強さが光っています
セバスティアン・ミニェ監督のもと、規律ある組織的な戦いと、持ち前の身体能力を活かした速攻を武器に戦います
エースのデュカン・ナゾン選手はコスタリカ戦でハットトリックを達成する活躍を見せ、本大会でも注目の選手です
前回出場の1974年大会では、イタリア戦1-3 ポーランド戦0-7 アルゼンチン戦1-4 の3戦全敗で大会を去っています
今大会ではまずは勝ち点を挙げること さらに初勝利を目指しての戦いになります
ブラジル、モロッコとの戦いは、初戦ブラジルvsモロッコの結果次第ですが、もしこの対戦が引き分けに終わるようであれば、両陣営ともグループ1位を狙ってハイチ戦でも力を抜くことなく大量得点を目指した戦いになることが予想されます
ハイチとしては、初戦で戦うスコットランド戦で何とか勝ち点を獲得したいところです

グループC 順位予想】
1位:モロッコ 2位:ブラジル 3位:スコットランド 4位:ハイチ
ブラジルの地力も侮れませんが、予選の状態などを考えると、ここはモロッコの勢いにブラジルが飲み込まれてしまう可能性が高いと感じます
初戦がブラジルvsモロッコということで、この一戦で敗れたチームは残り2戦を全力で立て直してくることでしょう
番狂わせは少なそうですね スコットランドは何とか3位で通過したいところです