【国・チーム概要】
人口:約1057万人 国土面積:約450,295平方キロメートル 首都:ストックホルム 公用語:スウェーデン語
スウェーデンは北ヨーロッパに位置し、スカンジナビア半島の東半分を占める国です
国土の約7分の1は北極圏に属しています
西側はノルウェー(長い国境線があります)、北東側はフィンランドと接しています
東側はバルト海とボスニア湾に面し、南西側はカテガット海峡を挟んでデンマークと向かい合っています
スウェーデンは南北に細長い形をしており、距離にすると約1,574kmあり、日本の本州(約1,300km)よりも長いです西部のノルウェーとの国境沿いにはスカンジナビア山脈が連なっています
南部は平坦で肥沃な農地が広がっており、人口も集中しています
北部は山岳地帯や森林が多く、未開の自然が残っています
氷河時代の名残で、国内には10万以上の湖があります(ヴェーネルン湖、ヴェッテルン湖が有名です)
ストックホルム周辺や西海岸には数多くの群島(アーキペラゴ)が存在し、バルト海にはゴットランド島、エーランド島という大きな島があります
北緯が高いわりには、北大西洋海流(暖流)の影響を受けるため、同緯度のロシアやカナダに比べると比較的穏やかです
面積は、約 45万平方kmで、日本の約1.2倍にあたります
スウェーデンは、冬の寒さと豊かな自然環境を活かしたスポーツから、チーム競技まで非常にスポーツが盛んな国です
アイスホッケーは、冬のスポーツとして、サッカーと人気を二分するスポーツです
ナショナルチームは「トレ・クローノル(3つの王冠)」と呼ばれ、オリンピックや世界選手権で何度も金メダルを獲得しています
国土の北半分が北極圏に近いこともあり、冬の個人競技も盛んでインゲマル・ステンマルク(アルペン)のような伝説的王者を輩出しており、冬のテレビ中継は高い視聴率を記録します
テニスのビョルン・ボルグやステファン・エドバーグ ゴルフのアニカ・ソレンスタムのような名選手を輩出しています
サッカーは、国内で最も人気のあるスポーツの一つです
過去にワールドカップ準優勝(1958年)の経験があり、ズラタン・イブラヒモビッチのような世界的スターを輩出してきました
また、女子チームも世界屈指の強豪として知られ、常にFIFAランキングの上位に位置しています
ワールドカップへは今回含め2大会ぶり13回目の出場となります
FIFAランキング:43位(2025/11/19付)

【欧州予選】
欧州予選では、グループBに属し、最下位に沈みましたが、欧州最終予選に進み本大会出場権を獲得しました
| 順位 | チーム | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 勝点 |
| 1 | スイス | 4 | 2 | 0 | 14 | 2 | 14 |
| 2 | コソボ | 3 | 2 | 1 | 6 | 5 | 11 |
| 3 | スロベニア | 0 | 4 | 2 | 3 | 8 | 4 |
| 4 | スウェーデン | 0 | 2 | 4 | 4 | 12 | 2 |
| CHE | KSV | SVN | SWE | |
| スイス | - | 4-0 1-1 | 3-0 0-0 | 2-0 4-1 |
| コソボ | 0-4 1-1 | - | 0-0 2-0 | 2-0 1-0 |
| スロベニア | 0-3 0-0 | 0-0 0-2 | - | 2-2 1-1 |
| スウェーデン | 0-2 1-4 | 0-2 0-1 | 2-2 1-1 | - |
【欧州最終予選パスB】
2026年3月26日 ウクライナ 1-3 スウェーデン
2026年3月26日 ポーランド 2-1 アルバニア
2026年3月31日 スウェーデン 3-2 ポーランド
【主力選手】
サッカー男子スウェーデン代表(ブローグルトBlågult)は、グレアム・ポッター監督のもと、プレミアリーグなどの主要リーグで活躍する強力な若手・中堅選手が中心となったチーム構成になっています
代表チームの愛称「ブローグルト(青と黄色)」は、美しい豊かな自然(青い湖と空、黄色い太陽)を象徴する国旗の色からきています
ヴィクトル・ギェケレシュ Viktor Gyökeres アーセナル(イングランド) FW 1998/6/4生 187/86
現在、欧州で最も勢いのあるストライカーの一人 圧倒的なフィジカルと得点感覚が武器
アレクサンデル・イサク Alexander Isak イングランド(リヴァプール) FW 1999/9/21生 192/77
しなやかな身のこなしと高い技術を兼ね備えた長身FW
デヤン・クルゼフスキ Dejan Kulusevski イングランド(トッテナム) MF 2000/4/25生 186/80
強力な左足のキックと推進力のあるドリブルが持ち味 攻撃のクリエイティビティを担う中心選手
ルーカス・ベリヴァル Lucas Bergvall イングランド(トッテナム) MF 2006/2/2生 187/74
スウェーデン期待の超新星 20歳という若さながら、広い視野と正確なパスで中盤をコントロールします
ヒューゴ・ラーション Hugo Larsson (ドイツ:アイントラハト・フランクフルト) MF 2004/6/27生 187/80
攻守のバランスに優れ、現代的なMFとして高く評価されている若手のホープ
ヴィクトル・リンデレフ Victor Lindelöf (イングランド:アストン・ヴィラ) CB 1994/7/17生 187/82
経験豊富なチームキャプテン 読みの鋭い守備とビルドアップ能力で、守備陣を統率します
イサク・ヒエン Isak Hien (イタリア:アタランタ) CB 1999/1/13生 191/86
セリエAでも対人守備の強さが光る、フィジカル重視の屈強なDF
【チーム特徴・注目度・展望】
2022年カタール大会は予選敗退、今回の2026年予選もグループ最下位に沈むなど「崖っぷち」の状態でしたが、ネーションズリーグの成績によるプレーオフ枠から劇的な復活を遂げました
本戦では日本、オランダ、チュニジアと同じグループFに入ることが決まっており、まずは2018年大会(ベスト8)以来の決勝トーナメント進出が現実的なターゲットとなります
プレミアリーグや欧州主要リーグで得点を量産するヴィクトル・ギェケレシュとアレクサンデル・イサクのツートップは、個の打開力・決定力ともに世界レベルです
これにクルゼフスキのチャンスメイクが加わる前線は、どの強豪国にとっても脅威となります
予選途中で就任したポッター監督のもと、従来のスウェーデンらしい堅守速攻だけでなく、よりポゼッションを重視した現代的なスタイルへの脱皮を図っています
伝統的に大型選手が多く、セットプレーの攻防は依然としてチームの大きな武器で、190cmクラスの選手が各ポジションに配置されています
かつてのアンドレアス・グランクヴィストのような、絶対的なディフェンスリーダーが不在のため、予選では凡ミスからの失点や、試合終盤の粘り強さに欠ける場面が目立ち、「崩れやすい」傾向があります
個々の能力は高いものの、特にギェケレシュとイサクの共存が必ずしも相乗効果を生んでいないという指摘があり、強力な個をいかに「組織」として機能させるかが課題です
ルーカス・ベリヴァルら若手への切り替えを進めていますが、大舞台での経験不足からくるパフォーマンスの波が激しく、格下相手に勝ち点を取りこぼす脆さを抱えています
【備考】
ノーベル賞の授与式がスウェーデンで行われる最大の理由は、創設者であるアルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel)がスウェーデン出身であり、彼の遺言によってそのように定められたからです
1896年に亡くなったノーベルは、遺言書の中で自らの遺産を基金とし、人類に最大の貢献をした人々に賞を贈るよう指示しました
その際、物理学・化学・生理学医学・文学の各賞については、スウェーデンの専門機関(スウェーデン王立科学アカデミーなど)が選考し、ストックホルムで授与することと決められました
実は、平和賞だけはノルウェーのオスロで授与式が行われます
これには諸説ありますが、主に以下の理由が考えられています
ノーベルが遺言を書いた当時、スウェーデンとノルウェーは一つの同君連合(同じ国王を戴く連合国)でした
軍事力の強かったスウェーデンに対し、ノルウェーは当時から平和解決や仲裁に積極的だったため、ノーベルが平和賞の選考をノルウェー国会に託したと言われています
授与式は、 毎年12月10日に行われますが、これはアルフレッド・ノーベルの命日にあたります
ストックホルム・コンサートホールで授与式が行われ、その後の晩餐会は「ストックホルム市庁舎」の青の間で開催されます
なお平和賞の授与式は、オスロ市庁舎で行われ、オスロにある「グランドホテル」で華やかな晩餐会が開かれるのが恒例となっています
経済学賞は、1968年にスウェーデン国立銀行が設立した賞で、厳密にはノーベルの遺言によるものではありませんが、他の賞と同様にストックホルムで授与されます
スウェーデンの人々にとって、12月10日は「ノーベル・デー」として国を挙げて祝う特別な一日となっており、ストックホルムの美しい市庁舎で晩餐会が行われるのも、こうした歴史的な背景があるからです
アルフレッド・ノーベルが1896年に亡くなった際、遺言によってノーベル基金の設立に充てられた遺産は約3,100万スウェーデン・クローナでした
1900年前後の価値で換算すると、当時の約5億円〜10億円程度と言われることがありますが、現在の貨幣価値に直すと数百億円(200億〜300億円以上)に相当する莫大な富であったと推定されています
驚くべきことに、ノーベル賞の賞金(1部門あたり約1億円〜1.5億円)を100年以上出し続けているにもかかわらず、基金の資産は減るどころか増え続けています
設立時(1901年頃): 約3,100万クローナ
現在(2023年末時点): 約60億スウェーデン・クローナ(日本円で約900億円)
設立当初、基金は「安全な債券」を中心に運用していましたが、一時期はインフレで資産が目減りし、賞金が減少する危機もありました
しかし、1950年代に運用方針を転換して株式投資などを取り入れたことで、資産を大幅に増やすことに成功しました
ちなみに、3,100万クローナは「基金に充てられた分」であり、ノーベルはこれ以外にも親族やかつての恋人、長年仕えた家政婦などにも個別に遺産を残しています
例えば、当時の家政婦には10万フラン(現在の価値で数千万円相当)を贈るよう遺言に記していました
ダイナマイトの発明などで得た利益が、100年経った今でも世界の科学や平和の発展を支える「運用資金」として生き続けているのです